無意識の差別
SNSの発達で誰もが自由に意見が言えるようになりましたが、そこには良い面悪い面があります。
「本音を言える」というのはどっちでしょうね。
ネットでなければ言えない本音というのは、何も悪口だけではありません。
リアルな社会ではほとんど話題にならないことですが、障碍者への批判がネットでは遠慮なく行われるようになりました。
「障碍者への批判」という言い方は不適切で、要するに健常者だろうが障碍者だろうが、同じ人間として社会のマナーやモラルやルールに反することをすれば批判されるのは当然、ということです。
体が不自由な部分に関してはもちろん必要な支えや気遣いはあってしかるべきですが、それ以前の、人としてのふるまいは誰でも平等に心がけるべきものでしょう。
ちょっと前、車椅子の女性が映画館でスタッフに我儘とも言える無理難題を言い、聞いてくれなかったといってその出来事をSNSで披露したところ、批判が集まりました。
その女性は色々と無理筋の反論をしていたようですが、結局矛を収めたのかどうかその後どうなったかは知りません。
障碍者が遠慮なく批判されるようになったのは五体不満足の乙武洋匡さんが最初ではないでしょうか。
よく事情は知らないのですが、彼は飲食店に予約なしで行って特別の計らいを店側に要求したということで批判されたと思います。
その他のことでも乙武さんに批判が集まることがよくあります。SNSの上だけでのことでしょうが。
障碍者と健常者の間で批判し合ったり、喧嘩したりする、それこそ、本当に差別を撤廃した状態と言えるのではないか、と問いかけた映画が昔あって共感したことがあります。映画を観てはいないし、何というタイトルかも忘れましたし、解説文を読んだだけですが。
乙武さんは批判されてどのような反論をしているのか、それとも何も言わないのかよく知りませんが、相変わらず元気に色々な活動をされているようです。
彼が目の敵にされるのは活動家のような左翼人たちと親しく交流していることも理由のようです。
私も左翼活動家は嫌いですが、乙武さんがそういう人たちと同類かと言えばそんなことはないと思います。
安倍昭恵さんと同じく、左右関係なく誰とでも親しくできるという程度のことではないでしょうか。
乙武さんの4月1日のジョークを見て大笑いしました → https://twitter.com/h_ototake/status/1774588804768383124
以前「ワイドナショー」に出演していた乙武さんを時々見ましたが、本当に屈託のない人という印象です。
批判、論争、喧嘩・・・、誰かを特別扱いするのでなくみんな公平に。
それが差別のない人間関係というものだと思うのですが如何。「差別の正体」
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