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2024年5月14日 (火)

時代とともに移ろう価値観

放送中のNHK朝の連続ドラマ「虎に翼」について、お笑い芸人(?)のプチ鹿島氏が評論しています。→ https://bunshun.jp/articles/-/70780

この人はTBSラジオの番組で喋っているのを聞いたことが何回もあるので、思想傾向はわかっています。

「虎に翼」についての朝日新聞と夕刊フジの読み比べをしていて:

朝日新聞・・・<NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」がすごい。主人公・猪爪寅子は「はて?」を武器に世の不条理と対峙し、あきらめずに考え続けることで敵対や分断を無効化していく。1世紀前の女性たちの話なのに、現代を生きる視聴者の「わかる!」の輪が広がり続けている。>(5月3日)

夕刊フジ・・・<主人公は現代からタイムスリップ? 「虎に翼」に違和感 政治的な意図やメッセージ、社会に訴えるためのドラマ使用いかがなものか>(夕刊フジ5月2日)TVプロデューサー鎮目博道

プチ鹿島氏は朝日の見方に同調し、夕刊フジには批判的です。


朝日の≪主人公・猪爪寅子は「はて?」を武器に世の不条理と対峙し≫という一文は、「言いたいことも言えず、人として当たり前の権利も持たされなかった女性たちの権利獲得のために闘った」と言いたいのだろうけど、はて、昔の女性はそんなに虐げられていたのでしょうか?

私は単に男と女の役割分担の話だろうと思うのですがねえ。

たしかに、社会的に女性が進出しにくい時代ではあったけれど、それを「女性に人権はなかった」みたいにあまり強調されると、夕刊フジのコラムを書いた鎮目氏ならずとも、「感じ悪い」感じがするのは否めない。

女性は子供を産み育てる、という大きな仕事を任されている時代だったからこそ、家にいてもらいたい、という求めに応じて社会構造がそうなっていたにすぎないのではないでしょうか。

家庭においては、昔も今も女性が主導権を握ることが多いことを考えると、別に女性蔑視でも何でもないことのように思えます。

働く女性が職場での男性陣の圧力を脅威に感じているのであれば、男性だって、家庭での妻の圧力を感じて身の細るような思いをしているかもしれないじゃないですか。

そんなの男と女のそれぞれの特徴が表れているだけで、お互いにどっちもどっちですよ。

 

で、「虎に翼」の類のドラマにみられるような、先駆的な女性たちの活躍なのですが、女性の社会進出というのは、時代が進めば自然と世の中はそのようになっていくのではないでしょうか。

たしかにあのドラマの主人公で言えば、日本初の女性弁護士という先鞭をつけたのは確かですが、明治大学法科に女子部を作ろうと発案したのは男性教育者たちだったのではないですか?

男も女もなく、みんなが少しずつ意識を変えながら人間社会って変わってきたんですよ。

 

主人公寅子の母親の「頭のいい女が幸せになるためにはバカのふりをして生きていくしかないの」なんてセリフがありましたが、そりゃあないでしょう。

あの頃でも賢い女性は賢いとちゃんと認められていたでしょうし、女はバカだから家にいろ、と男たちが思ったからそういう社会が構築されていたわけでもないのに、そんなセリフを敢えて入れてくるところに、現代のフェミニズム思想を100年近くも前の時代に持ち込むあざとさを感じます。
戦国時代に憲法9条思想を持ちこんだ演出などもそうなんですが、鎮目氏が言うように「政治的な意図やメッセージを社会に訴えて」いるように思います。NHKはどうもこういうのが多いねえ。

いや、ドラマでメッセージを社会に訴えるのはもちろん良いのだけど、護憲だとか女性の人権だとか外国人差別だとかの問題を思い込み激しく表現するばかりでは、それはある特定方向に誘導していると思われても仕方がないです。

 

ドラマには、男に酷い目にあわされ、世の中に対して敵意むき出しで男装して法律学校に通う女性が出てくるのですが、辛い経験をしたからって、世の中にはそんな男しかいないという思考から抜け出せないのは、果たして知性があると言えるのか、・・・なんてことも思ったりするのですが、まあそこはドラマですから、余談ですが。

 

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