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2024年7月19日 (金)

今は昔の「男っぽい時代」

体操女子のパリ五輪日本代表で主将として出場するはずだった宮田笙子選手が、喫煙したことが理由でチームからはずされることになったようです。

これについて、多くの著名人が「たかが煙草じゃないか。あまりに酷だ」と声を上げています。
同時にそれらへの反論も多く寄せられています。

例えば猪瀬直樹氏 https://x.com/inosenaoki/status/1814009781876900120    

   為末大氏 https://x.com/daijapan/status/1814081841525375200

こういう意見もわかるし、「法は法」「オリンピック代表の立場であまりにも軽率。厳しい処分をしなければ後々に悪影響を及ぼす」という反論もよくわかります。

 

突然「鬼平犯科帳」の話になりますが、江戸の警察組織の一つ「火付け盗賊改め」の長官長谷川平蔵は「男のモラル」を基準に、時には法を無視して個人的裁量で物事を落着させることが少なくありません。あくまでも池波正太郎の小説によればですが。

そこには法に囚われていては人の心が救えない、との平蔵の人間としての情が働いていると思います。

かけられた情は盗賊の心をも動かし、足を洗って密偵として平蔵に仕えるようになる例も多々あります。

もちろん現代と江戸時代を同様に語ることはできませんが、「正義」を押し通して若者の未来を潰すのが果たして良いことなのかと思ってしまいます。

いや、一人の有能な選手の未来を閉ざすことになっても、法を遵守することの方が確かに正しいのでしょう。それが現代です。

 

そんな現代と違って、権力側の胸三寸でアウトローにも光を当てたりする、そういう描写が自由にできる・・・だから時代ものは面白い。

 

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コメント

鬼平は良いですねぇ。何度見ても飽きません。
まぁ法を守ることは、法治国家ですから当然としても、それではなんで、裁判では情状酌量があるのでしょうか?
たかが喫煙と飲酒で、今までの努力が水泡に帰すなんてひどい話です。ペナルティがきつ過ぎます。
たかが何て言ったら怒られますか?彼女の行為は、そんなにも社会悪だったんでしょうか?
泣いて馬謖を斬る!という話がありますが、さぞかし孔明も、草場の陰で苦笑していることでしょうねぇ。
情状酌量があっても良かったじゃね?と個人的には思います。

投稿: 十七匹橋 | 2024年7月21日 (日) 10時29分

★十七匹橋さん

十代というのはついバカなことをやってしまう年代ですから、タバコを吸ったぐらいであまりに厳し過ぎるのではないかと最初は思いました。
その後ネットで宮田選手は何回か注意を受けていたらしいと知って、それが本当ならなぜもっと早く厳しく指導しなかったのかと思いました。
五輪出場停止は選手にとってかなり辛いことでしょうね。
「何も体操を止めろと言ってるのではない。また4年後目指せばいいじゃないか」と言う人は多いですが、23・4歳では肉体的にどうなんでしょうねえ?
選手生命を絶たれたようなものなのであれば、やはりかなり酷な話だと思います。

鬼平は、金持ちの旗本から秘密裏に事件解決を頼まれ数百両もの礼金をせしめたりしますよね。
もちろん法的にはアウトですが、その金は幕府から下される費用では全く足りない捜査費用として使うためで、今だったら「何に使おうが絶対ダメ」だけれど、読んでる方はその豪快さに喝采します。
そういう大雑把で荒っぽい手口が使えるのもその描写もあの時代だからこそ可能なんですね。
それってやっぱり「男っぽい」と表現される時代だったんじゃないかなあ、と思います。

投稿: robita | 2024年7月21日 (日) 13時35分

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