自分は自分 唯一無二の自分
LGBT・夫婦別姓・同性婚などの賛否が分かれる問題を、今の時代の感覚で盛り込んで左翼プロパガンダに勤しむNHK朝ドラ「虎に翼」の話です。
共産党などはこの番組を絶賛しているようだし、視聴率も上々ということは、プロパガンダが成功しているということなのでしょうか。(なんだこれと思いながら見ている人も多いとは思いますが)
昭和30年代初頭という時代をあのように描くことには疑問を感じざるを得ませんが、視聴者も現代の感覚で観ているんでしょうね。
それはまあいいとして、主人公の裁判官寅子が再婚するにあたり、苗字を変えたくないということで、あーでもないこーでもないと周りの人々と散々理屈をこね合った挙句、事実婚という形に収まるわけですが、彼女の言い分がどうも私には理解できない。
「苗字が変わってしまう(夫の姓になる)と、今までの自分がなかったことのようになってしまう」と言うんですね。
苗字が変わるとそれまでの「自分」は消されてしまう、それが辛いと、・・・・・それって「自分を持ってない」ということじゃないの?
名前が変わろうが何だろうが自分は自分なんだよ。もっと自信を持ちなさい。
結婚して子供を産んで母親になると、「〇〇ちゃんのママとか呼ばれるのが、一人の人間として認められてないみたいで辛い」などと言う女性がよくいますが、呼ばれ方がどうであろうと、自分をちゃんと持ってればそんなこと気にならないんじゃないかと思いますけどね。
人間の個性というのは、呼称ごときで現れたり消えたりするものではないと思いますが、まあこれは、人それぞれの考えなんでしょう。それこそ個性だ。
寅子は上司に「なぜそんなくだらないことにこだわるんだ」と言われ、敢然と反論します。「人には、どうしてもこだわりたいものがあるんです! 桂場さん(上司)にだってこだわりたいことがあるでしょう?『裁判官の資質』とか『司法の独立』とか『あんこの味』!」
あんこの味はともかく、裁判官の資質や司法の独立の重要性は個人のこだわりじゃないでしょうに。
でも上司は、自分が間違っていた、と認めるんです。ああくだらない。
よろしくお願いします ⇒
人気ブログランキング
| 固定リンク
コメント