« 2024年11月 | トップページ | 2025年1月 »

2024年12月27日 (金)

苗字 姓 氏

選択的夫婦別姓法制化を希望する勢力は少数ながら非常に熱心です。

長年にわたって議論されてきたと思うのですが、なかなか進まないのは、国民の大多数がそれを望まないからでしょうね。

 

そもそも「苗字」とはいったい何ぞや。
それは自分の生まれるずっと昔から連綿と続く「家名」を表すものだろうと思います。

その「家」というものを大切に思う人が「生まれた家の名前をずっと持っていたい。自分の個人名の上に生家の名前を冠していたい」と願うのだろうと思います。

私など、由緒正しい名家の子孫でもないせいか、「家名」に特段の執着はなく、姓とはただの「一つの家族を表す符号」のようなもの、つまり他の家族と区別するための便宜的な呼称だと割り切ればいいじゃないかと思っているので、家族の苗字をバラバラにしてまで「家名」を重んじる人の気持ちがよくわかりません。

ひとつの家族としての名称、いわば、グループ名ですよね。
グループを表す名前は一つ、というのが普通じゃないですかねえ。

客観的に見てもわかりやすい。いわば事務処理的にも簡便で明快で合理的ではないかという理由で、一家族一苗字が最善だと思うのですが、ドライに過ぎますかね。

保守派としては先祖伝来の家名を大事にすべきところでしょうが、この場合「左翼」がそれにこだわってるという逆転現象が起きてるような気もします。

尤もそのこだわりには何か別の意図でもあるのではないかと勘繰ってしまいますが。

 

まあしかし、一部の人たちが強く主張する選択的夫婦別姓、どうしてもというならやってみたらどうなんでしょう。

実はそれを選ぶ人はそんなに多くはいないのじゃないかな。

内閣府やマスコミによる調査では、

①同姓支持:20%~30%
②同姓維持のうえ通称を使用:42~47%
③別姓支持:20%~30%

で、①と②を合わせると同姓支持は6~7割になると思われます。

子供たちにアンケートを取ってみても「家族の苗字がバラバラなのは嫌だ」という意見が9割以上だそうです。

子供たちの気持ちを蔑ろにするのは良くないと思います。

③の別姓支持の人たちだって、子供たちの意見を誠意をもって聞くようになれば、ずいぶん減るかもしれません。

 

同じ姓の方が家族の絆が強まるとは私は別に思いませんが、家族は一つの名前でまとめるほうが便利だし自然な感じがする、という人の方がずっと思いますよ。

家族を指して「〇〇家」という言い方は昔からありますが、特定の家族に対してそれができなくなるというのも変。

「ファミリーネーム」っていうじゃないですか、ねえ。

 

よろしくお願いします ⇒ 人気ブログランキング
人気ブログランキング


  関連記事:「家族別姓って意味がよくわからない」

| | コメント (0)

2024年12月25日 (水)

愛犬が死んだ

雌、雑種、18歳5か月。かなりの長寿でした。

もともと番犬のつもりでもらってきたので、ずっと庭で飼っていましたが、5・6年前ぐらいから家の中に入れてやるようになり、いよいよ老犬になってヨボヨボし出した頃から、(うちでは夫が犬を家に入れるのを嫌うので)隣の妹が家の中で飼うようになりました。
夜中や早朝に鳴き声をあげ、妹はそのたびに庭に連れ出して排尿させる生活が続きました。大便のほうは教えないので部屋の中に垂れ流すことも日常的。犬用おムツも用をなさず部屋中に敷物を敷き詰めて行動を常に観察し、気配があると急いでシートをあてがってやるといった生活が1年半ほど続きました。

餌もだんだんうまく食べられなくなり、ずっと付き添っての食事介助が不可欠になり、一回の食事を終わらせるのに4・50分かかりました。食べられる量も日に日に減っていきました。

毎日何回も庭に出しますが、まっすぐ歩けず頻繁に転倒するようになり、そのたびに起こしてやります。これを毎日毎日繰り返して、よく私たちは腰を傷めなかったものだと思います。12キロあった体はやせ衰えて、おそらく10キロほどになっていたのではないかと思います。

最期はみんなに見守られながら、静かに息を引き取りました。

介護には時間も労力も費用もかかりましたが、長年よく吠えて番をしてくれ、かけがえのない家族の安全を守ってくれたことの重みとは比べようもありません。

頼もしい番犬であると同時にものすごく可愛い癒しのペットでもあった愛犬に感謝。

 

     人気ブログランキング
     人気ブログランキング

 

| | コメント (0)

2024年12月14日 (土)

昭和のお父さん

前記事より>

Xでは「岸辺のアルバム」の評価は高いですが、中には「ドラマ全体に不快さが漲っている」などという感想も見られます。
それはきっとドラマの内容ではなく、台詞回しにそういう印象を持ったのでしょう。
浮気や企業の不祥事や未婚の娘の妊娠中絶などは今のドラマでも普通に盛り込まれているから、特に不愉快な筋書きとも思えません。
今の時代にはポリコレ的にアウトなセリフが昭和の頃には普通に溢れていました。それこそ「不適切にもほどがある」ですね。

たとえば、息子が連れてきたガールフレンドが気に入らない父親の「なんだ、あの娘は。礼儀知らずで蓮っ葉で、頭も悪そうだ」なんてセリフは、いかにも昭和の親父。
父親としては自分の妻のようなしとやかで上品な女性とつき合ってほしいという思いがあるのでしょうが、それをそのまま言葉に出してしまう。
たしかにそんなことを言われたら誰だって不愉快になりますが、昔はそういうお父さん珍しくなかったんじゃないかな。
「誰に食わせてもらってると思ってるんだ」なんて普通だったし。

 

政治の世界も、今に比べてもっと本音が飛び交ってたような気がします。

「外国との交渉をしたことがないからそういうバカなことが言えるんだ」
これは誰の言葉かというと、日米安全保障条約に関連して国会質疑で野党の厳しい質問に答える吉田茂首相です。

吉田さんが特別だったんでしょうかねえ。石原慎太郎氏も言いそうですけど。

今の時代、国会でそんな答弁しようものなら大騒ぎになることがわかってますから首相も平身低頭の体です。
内心は「頭の悪いヤツだ」などと思っていてもそんな本音は口に出しません。

お父さんも家父長的じゃなくなって物分かりが良くなったし。

ま、優しいのは良いことだけど、気を遣い過ぎて本音も言えずその分SNSで鬱憤を晴らすようなことになってもね。

 

よろしくお願いします ⇒ 人気ブログランキング
人気ブログランキング

 

関連記事:
  『「威厳」の喪失』 
  「誰のおかげで食っていけるんだ」  
  「父性喪失」

| | コメント (0)

2024年12月12日 (木)

家族の物語

「岸辺のアルバム」BS放送でやってると教えられ、あわてて見てみると、既に6回目。

BSの番組表は目を皿のようにして毎日チェックしていたつもりだったのに、見落としてしまっていました。くやしい。

それでも、後半を視聴し続けて、明日は最終回。

50年近く前に観たドラマなので大筋は知っているけど細部はほとんど忘れていて、初めて見るように楽しめました。

セリフのひとつひとつがもうたまらなく懐かしい昭和で涙が出そうになるほどです。

家族に起こる深刻な数々の問題を包み込むような、穏やかな多摩川の風景とテーマ曲「ウィル ユー ダンス」(ジャニス・イアン)の優しい旋律が印象的で抜群の効果を上げています。
さすがに映像は今のドラマの画質の鮮明さには及ぶべくもありませんが、それがまったく気にならない。むしろ精彩を放っているのはどっちかな、と。

Xで見てみると、若い世代の心にも響いているようです、「なんてすごいドラマなんだ!」と。

≪岸辺のアルバム、ホームドラマにしてカットにバチバチに緊張感があって痺れちゃうナ。たまんねえよ。こんなのテレビで毎週やってたんかい。≫

≪約50年前の作品だけど古く感じない凄いドラマ。≫

≪47年前のドラマでも内容は全く古くないどころか面白すぎてびっくりしてる。でも言葉遣いは古き良き…で面白い。
昭和の主婦像、私も母に対してこんな風だったかもしれないと反省する。≫

≪『岸辺のアルバム』を観るのをたのしみにしてたんだ。うれしくてしかたないんだ。≫


作者の山田太一の一周忌企画で、これから順次山田作品を放映していくらしいです。

来週月曜日からは「それぞれの秋」、これも家族のドラマですが、当時見ていてなかなか良かったのを覚えています。

きっと「ふぞろいの林檎たち」も「高原へいらっしゃい」も放送してくれるでしょう。BS-TBSありがとう。

 

よろしくお願いします ⇒ 人気ブログランキング
人気ブログランキング

 

関連記事:
  「山田太一のドラマが見たい」 
  「いちばん綺麗なとき」  
  「おばさんの品格」   
  「濃いも薄いも」  
  「追悼 山田太一様」   
  「良い作品は時代を越えて」

 

| | コメント (0)

2024年12月 7日 (土)

日本人、もう少し胸を張ろうか

インターネットニュース番組「アベプラ」でこんな論争があったそうです。→https://x.com/RamenReiwa/status/1865025097213624531

大賀あずさ「96%が日本人なので欧米の移民の国に比べたら圧倒的に多様性は無い」

岸谷蘭丸「肌の色が違う人が一杯いたら多様性?沢山の人種が住んでる所で争いは無いのか。米国で髪が長くメイクしてたらゲイって押し付けがある。多様性の真逆。日本が何も言ってこないのは多様性がある国」

 

岸谷さんの言っていることの方が現実をよく表していると私は思うんです。

日本人はどうも、欧米に比べて自分たちが遅れているとか劣っているとか思いがちで、日本人は差別的だとか横並びで多様性がない、などと思いこんでいる人が多いですが、どうしてでしょうねえ。

謙虚は日本人の長所ですが、謙虚と卑下は違います。

自信過剰や他を見下したりするのはいけませんが、もっと自己評価が高くてもいいのではないかと思います。

争いの多い世界の国々に比べて日本人は概ね穏やかで多様性を受け入れる寛容な民族です。

そういうところ、日本人はもっと自信を持った方が良いです。

「多様性」を叫びながら自分たちの押しつけに気づかない欧米の真似なんかしなくていいんです。→「インテリ連中のタコつぼ化」


岸谷さんは「日本の文化で変えた方がいいところはない」「多様性がないなんて大ウソ」とも言っています。

俳優の岸谷五朗さんの息子さんで海外生活が長いそうです。

 

外から祖国を眺めるのが良いのかもしれませんね。日本の良さが見えてくる。

 

よろしくお願いします ⇒ 人気ブログランキング
人気ブログランキング

 

関連記事:「『新しい社会のあり方』より『成長のための具体策』」       
             
             「欧米のほうからやってくるおかしな思想に乗せられてはダメ」       

     
             「リベラルエリートが正義を叫ぶ理由」

| | コメント (0)

2024年12月 4日 (水)

素晴らしき新世界

昨日のBSフジ「プライムニュース」は日本のエネルギー計画についての議論でした。

自民党、国民民主党、立憲民主党、共産党の4党からそれぞれ一人づつ論客が出ていました。

自民党と国民民主党は考えがだいたい同じで原発再稼働・新増設を訴え、立憲民主党と共産党は原発反対・再生エネルギーの割合を増やしていく(最終的にはほぼ全て再生エネルギーに移行させる)という論調で一致していました。

立憲の議員は「もっと議論が必要だ」と言っていましたが、原発推進派も反対派もそれぞれの信念に基づいての考えなので、いくら議論を続けても平行線だと思います。だってこのような議論は今までいやというほど聞いてきたし、お互い「ああ言えばこう言う」状態を延々と続けてきたのですから。

反対派はとにかく「放射能はこの世で一番恐ろしいもの」と決めつけてそこが議論の出発点だし、推進派は「原発は電力の安定供給が可能」「エネルギー安全保障は国の安全保障そのもの」という確固たる信念があります。

私は「エネルギーは国力」と思っているので、自民党・国民民主党の姿勢を支持します。

 

日本がこんなに貧しくなったのは自民党政治のせいだ、という人は多いけれど、果たしてそうなんでしょうか。

過度の原発アレルギーによる電力供給の不安定も日本の没落の大きな原因の一つではないかと思うのですけどね。

 

議論が平行線でどこまでもかみ合わないなら、いっそのことAIに任せたらどうでしょうね。

AIよりもっとすごい進化型のAGIという汎用的な人工知能が10年以内に実現するそうですよ。

従来のAIは与えられた特定の仕事だけに対応するもので知能の働く範囲が限定的だったけれど、ChatGPTの出現が革命的変化をもたらしました。
人間のシナプスに相当する生成AIのパラーメーターはものすごい勢いで伸び続けているのだとか。

人間と同等どころか人間など比べものにならないくらい頭の良い人工知能AGIならば、エネルギー問題もその他の数々の難問もたちどころに解決してくれるかもしれませんね。

面倒なことはすべて人工知能に任せて、人類が綺麗なお花畑で歌い踊りながら楽しく暮らせるユートピアはすぐそこに。

 

よろしくお願いします ⇒ 人気ブログランキング
人気ブログランキング

 

関連記事:「悩み多き原発」     
       「順応」      
       「超せっかち社会に生きる」

       「幼年期の終わり」

 

| | コメント (2)

« 2024年11月 | トップページ | 2025年1月 »