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2025年7月13日 (日)

モンゴル抑留の事実を知る

天皇皇后両陛下がモンゴル訪問を終え、ご帰国になりました。

両陛下は滞在中に日本人抑留者の慰霊碑も訪問されましたが、80年前の終戦後、多数の日本人がモンゴルに強制連行され、過酷な環境の中、強制労働させられたことを私は知りませんでした。

シベリア抑留の悲劇はよく知られていますが、モンゴル強制連行・強制労働のことはあまり知られていないのではないでしょうか。

ノンフィクション作家の早坂隆氏が書いています。→ https://www.sankei.com/article/20250704-O5YOI75BWVJBVNS3PT7F4G5Y2E/
「世界で二番目の社会主義国家」であったモンゴルは近代国家建設のために質の高い労働力を欲し、ソ連にそれを要請、12000人~15000人もの日本人がモンゴルに送られたのです。

抑留者の証言:「気温は氷点下30度を下回る中、支給されたのは毛布一枚のみ、コーリャンの雑炊が一日一回きりでいつも腹を空かせていた。寒さとひもじさで戦友が次々と斃(たお)れていった」

シベリア抑留の過酷さと何ら変わりはありません。

≪この実態を考えれば「シベリア抑留」よりも「旧ソ連・モンゴル抑留」という言葉の使用の方が適切である。≫

と早坂氏は結びます。

 

抑留者の過酷な体験を知るにつけ、これが共産主義者のやり口だ、との思いが強くなりますが、日本ではいまだに共産主義信奉者やそれに似た政治を追い求める人が少なくありません。

モンゴルでは共産主義思想教育はなかったとのことで、抑留者たちが解放され列車で極東のナホトカに着いた時、シベリアからの帰還者たちが「スターリン元帥閣下万歳」「天皇制打倒」などと叫ぶ光景を目にして非常に驚いたそうです。

無論、帰国するために表層的に叫んでいるだけの者が大半だった、と早坂氏は述べますが、真に洗脳されてしまった人も少なくはなかったと思います。
それが子供や孫、友人・知人などに伝播していったのでしょうか。

 

日本は悪い国で大戦中は悪行の限りを尽くした、と責められ続けてきた私たちですが、逆に同胞が他国にどんな目に遭わされてきたのかに言及することはあまりありません。

事実を知らされなかったからか、あるいは知っていても、もう済んだことだからと口に出すことをしなかっただけなのか。

原爆被害についても、二度とこういうことが起こらないようにと願うだけで、加害者を責めることをしません。

それは自虐的というより、たぶん日本人が持つ民族的な性質なのかもしれませんね。

大事なのは事実を知ることです。

今回の天皇皇后のモンゴル訪問を機として私はそれを知りました。

事実を知り、伝え続ける。

それが歴史の真実として確固としたものになるなら、相手を責める必要などないと思います。

 

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