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2025年9月26日 (金)

理想しか言わない世界は棲みにくい

<前記事より>

左翼勢が、平和安全法制、テロ等準備罪、入管法改正など、日本を守るための法律に激しい抵抗をしたのを皆さん覚えてますよね。
スパイ防止法にも彼らは強硬に反対します。

左翼の抵抗で、マイナンバーカードの便利さや不正防止に効果的であることが知られるようになるまでかなりの時間と手間がかかりました。

原発に対する行き過ぎた恐怖を煽るのもまた左翼で、海外にエネルギー源を求めるため国富は流出し続けています。

左翼が繰り広げる護憲運動のせいで、憲法さえしっかりしたものに改めることもできません。

日本の形を変えてしまいかねない思想(例えばLGBT法、選択的夫婦別姓制度、女系天皇容認等々)は保守であるべき自民党にまで食い込んでいます。

なぜこの日本はいつもいつも少数の左翼の感情的な叫び声にうろたえて毅然とした態度を取れないのでしょう。

理不尽な少数派の言いなりにならなければならないなんておかしいとしか言いようがありません。

少数派の権力がこんなに強く、結果的に国益を毀損しているなんて異常としか思えません。

多様な意見が許されるのが民主主義であり、その収斂に時間がかかるのが民主主義の欠点の一つではありますが、左翼の強引な姿勢は収斂など到底期待できないどころか、ただただ日本の発展を阻害するばかりです。

 

ところで、政府が少数派の主張に引っ張られてしまう現象を、日本特有のものだと私は思っていましたが、世界の先進諸国の混乱を見れば、これは日本だけの問題ではないようです。

欧米諸国の混乱や不安定は、それぞれの政府がリベラル思想に配慮しすぎたことも原因の一つではないでしょうか。

(まあ日本の場合は、欧米とは違う独特の左翼思想が根強いですけどね。
 「防衛は必要ない」とか「自国の歴史を過度に卑下する」などはさすがに欧米のリベラルにはありません。)

 

こういった世界の風潮をおかしいと思い、それを正直に口にするのが米トランプ大統領でしょう。

それが「とんでもない大統領」という評価を招いてしまうのだと思います。

トランプさんは国連演説でも「不法移民が欧州各国を破壊している」とか「SDGsは詐欺」とか平気で言って顰蹙を買いますが、先進国でこの意見に共感する人は、共感しない人よりずっと多いのではないでしょうか。

この世界は自分が一番大切だと思っている人がほとんどだと思いますが、その「本音」を覆い隠して優しげな理想を語らざるを得ないのが人間社会というものです。

けれども、理想だけでは地域社会も国も世界も治めることなんてできないんですよ。自分ファーストだらけのこの世の中で。

リーダーは無理に優しさを装うことはないんじゃないですか。

リベラルエリートの意見だけに耳を傾けるんじゃなくて、素朴で人間味ある、あまり物言わない人々の数の方がずっと多いことに気がついてほしい。
物言わない人たちは、ネットの中でしか発言できないことを知ってほしい。


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