言いたい放題でスッキリしましたか
昨夜のプライムニュースは、橋下徹氏と経済評論家ジョセフ・クラフト氏。
クラフトさんは穏やかに論じていましたが、橋下さんはいつものように高市首相や右派を「威勢のいいことばかり言って」とか「勇ましい口だけ番長はやめろ」とか繰り返し批判していました。しつこい。
橋下さんはウクライナ戦争が始まった時に、ウクライナの人たちの「侵略者に屈するわけにはいかない」という決意を無視して「ウクライナ人は国外に逃げろ」とか「早く降参して話し合うべき」とか盛んに言っていました。
それをSNSでさんざん批判されたことが口惜しくてならないらしく、「ウクライナ頑張れ!とか威勢のいいこと言ってけしかけて戦争が長引いたじゃないか」「心配したとおりになった」と言いたいのでしょうね。
また、橋下さんは「日本人は中国やロシアの力による現状変更には怒るくせにアメリカがイラン攻撃しても何も言わない。おかしいじゃないか」と言いますが、おかしくも何ともありません。
この世界は自由主義国家と専制的権威主義国家の勢力争いなんですよ。民主主義陣営ならば、中国やロシアの侵食を食い止めたいと思わない方がおかしい。
中国やロシアは反米の独裁国家の後ろ盾となって経済・軍事を支えています。そしてイランなどは中東の武装組織の後ろ盾になっているんですよ。
なんで私たちがアメリカと中国・ロシアみたいな国とを同じに扱わないといけないんでしょうか。
橋下さんはまた、「高市首相は今回憲法9条を利用して派兵を免れた。いつも勇ましく憲法改正!2項削除!と叫んでいながら、結局憲法9条のおかげで救われてる。それなら普段から威勢のいいことを言わなければいい」などと言うのです。まるで左翼。
今回、高市首相は9条を盾に逃げようとしたのでしょうか。
私はそうは思いません。
現実、憲法9条は改正されてないし、自衛隊は海外での軍事行動がほとんどできないのは事実です。
トランプ大統領に対してはあのように言うしかありません。
しかし、国際社会の一員として、危険なことはすべて他国に任せて自分たちだけ安全に果実だけほしい、という態度をこれからも続けていくわけにはいかないでしょう。
戦争は怖いし、なるべく避けたいと誰もが思うでしょうが、良いとこ取りはできない、そこに国のトップの苦悩があるんです。
橋下さんも嬉々として無理無体なことばかり言い続けるんじゃなくて、その苦悩を理解するだけの懐の深さを持ってほしいなあ。
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