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2026年6月19日 (金)

後悔先に立たず

≪「しまった、取り返しのつかない過ちをやってしまった」・・・人は誰でも一度や二度このような後悔をした経験があるのではなかろうか。≫
今朝の産経新聞コラム「言葉のひと解き」(清湖口敏)はこんな文章から始まっています。
 https://www.sankei.com/article/20260619-PAMGZ7IEOJIBHLLRA4FJ4ED2OE/

皇位継承問題です。

個人レベルの話なら何とかなるかもしれないが、国家の将来や民族のアイデンティティに関わる事ともなれば、その場しのぎのつもりの判断の誤りは取り返しがつかない。終戦後、日本はあわや漢字を失うところだった事態がこれと同様だった、と筆者は指摘します。

アメリカの教育使節団から「漢字は効率が悪い」と、日本語のローマ字表記を勧告されるままに、日本の文化人たちを中心に日本語を「ローマ字化」「かな文字化」しようとする運動が盛リ上がったというのは聞いたことがあります。

漢字学習に使う時間を科学の勉強にあてていれば戦争に勝てたのではないかと本気で考える国民も少なくなかったそうです。

しかしそれでも思慮深い人たちによって漢字仮名交じり文は死守され、日本の文化は守られ、古い文献を読み解いて研究する能力も失われずに済みました。

ひとつの民族が長い年月をかけて築き、守ってきたアイデンティティを、長い歴史のほんの一時期の人々の軽はずみな判断で失ってしまわないようしっかり考えなくてはいけないと思います。

女系天皇を容認する国民が60~70%もいるらしいですが、皇統を断絶しようとする一部の人間の言説に惑わされてはなりません。

「女系」に移行するとはどういうことか、それをちゃんと理解すれば、安易に「女系でもいい」などとは言えないはずです。


コラムの筆者は英国の保守思想家エドマンド・バークの言葉を引用します。

≪世の中が自分たち一代きりで成り立っているかのごとく振る舞ってはいけない≫
≪おのれの祖先を振り返ろうとしない者が、子孫のことまで考えに入れるはずがない≫


人はただ、食べて寝て子孫を残せばいいというものではない。民族の歴史を真摯に見つめ、できるかぎり文化の継承に努めてこそ、人間が人間たる意味を成すのではないでしょうか。

 

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