民族の伝説、大いに結構
皇統問題について「女系だっていいじゃないか」と主張する永江一石さんがおとぎ話を用いて男系派批判をしています。→https://x.com/IssekiNagae/status/2076759405002162184
≪天皇のおかあさんもお婆さんもワニ。つまり神武天皇はワニが3/4で、ワニとのハーフではなく、ほぼワニ。
その遺伝子を継ぐとかなにいってんの?≫
“ワニ”というのは動物のワニではなく、渡来人あるいは彼らが乗ってきた船を象徴的に表現したと考えられているそうで、こういう荒唐無稽な作り話は別に珍しくはありません。
神話として伝わっていることを“事実”と信じて皇統を護ろうとしているわけではありません。
でもこの永江さんのような女系容認派は、ふざけ半分で皇統を揶揄します。
「神話を信じる」と「国のなりたちの物語を大切にする」とは違います。「建国の物語」
20年も前に書いた文章ですが:
「尊崇の対象」
≪神話の時代はともかく、少なくとも千五百年以上の男系皇統の歴史がはっきりしているのなら、それはもう世界遺産ほどの価値があるのではないでしょうか。
これは、不敬な表現かもしれませんが、あえて言わせていただくなら、科学的にも非常に稀有な得がたい事例だと思います。≫
この当時は私も皇室についてあまりよくわからなかったし、「天皇制」という言葉が皇室嫌いの共産党の造語だということも知らなかったので平気で使っていましたが、日本人が日本人であり得たのは、2千年も途切れることなく続いた皇室の歴史と無関係ではないのではないか、とはなんとなく思っていました。
「男系をたどっていくと必ず神武天皇に行き着く」というのは、私たち日本人にとって大切にするべき“珠玉の物語”なのではないでしょうか。
世界中に広がって多くの信者を持つキリスト教も、荒唐無稽な物語で成り立っていますが、それらは「事実ではないから」と蔑ろにされることはありません。
なんならクリスチャンでない人々だって、クリスマスを大々的にお祝いするじゃありませんか。
それらはみな民族の土台となる文化であり信仰であり、アイデンティティとも言うべきものなのです。
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